地球温暖化などに代表される「環境問題」に対する社会的認識の高まりの中、悪臭防止法や溶剤排出規制などが強化され、塗料分野でも、環境や人の安全・健康により影響の少ない「環境配慮形塗料」が要求されています。
一方、都市の景観保持、環境調和に対する認識の高まりにより、変退色や汚れが少なく長期間美観を保持できる高耐候性塗料の要求が増大しています。
特に、マンションやオフィスビルなどの塗替えにおいては、人が生活している環境の中で塗装が行われるため、周囲に対する溶剤臭気の発生が問題になる場合hが多く、水系や臭気の少ない弱溶剤系塗料の要求が年々増加しています。このような環境・人にやさしい塗料が求められる中、当社は優れた耐汚染性をもった「低汚染形高耐候水系1液型塗料」ハイウェザーDCと、高弾性機能を持つ「高耐候性水系1液形弾性塗料」ハイウェザーダンセイを開発し、社会のニーズにお答えしています。
紫外線による樹脂の劣化を防ぐHALS(光安定剤)と、耐水性を飛躍的にアップされるCHMA(耐水モノマー)を樹脂の骨格に組み込んだ、全く新しく開発されたハルスハイブリッド樹脂を用いた塗料です。
その耐候性は、アクリルシリコン樹脂を上回り、ふっ素樹脂塗料に迫る高耐候性を有しています。(耐候形1種相当)
弾性性能は高弾性の中塗材と組み合わせることにより、躯体に発生したクラックをカバーし、雨水などの浸入を防ぎ躯体を保護します。
水系1液タイプで、調合の手間や可使時間の制限がなく、安定した性能が得られます。ハイウェザーDCは水系塗料としては、乾燥性が良く、上塗りは、1日2回塗装が可能です。
また、ハイウェザーダンセイは、高弾性のトアエラストペーズに施工が可能で、旧弾性系塗材の改修に最適です。
カビや藻の付着を防ぎ長期間に亘り建物の美観を守ります。
建物の美装上「つや消仕上げ」が増加しております。その要求に応えるため、ハイウェザーDCについては3分艶から7分艶まで艶調整が可能です。
親水性で緻密な塗膜を形成するため、汚染の原因物質である排気ガスや煤煙に含まれている有機系の汚れとの親和性が小さく、汚れの付着を防ぎます。また、たとえ付着したとしても、降雨により洗い落とされる効果もあります。
改修塗替え・新築塗装でも使用できます。
●建築物外部・内部の上塗り
●建築仕上げ塗材(吹付タイル)の上塗り
標準として採用している「トアアクセス21フィラー」の他、セラシーラーW、MSなどの下塗りを選択することにより、各種素材、旧塗膜に適用できます。
●改修塗替え
旧仕上塗材:リシン、吹付タイル、スタッコなど
旧塗膜:塩化ビニル樹脂塗料、アクリル樹脂塗料(水系・溶剤系)、ポリウレタン樹脂塗料
●新築塗装
各種サイディング材、センメントモルタル、打ち放しコンクリート、ALCパネル、繊維強化セメント板、PC板など
ハルスハイブリッド塗装は汚れが目立ちにくい、それは塗装後の外壁に親水塗膜機能があるから、長期間にわたり外壁を美しく保ちます。
※儉の絶対値が小さいほど、汚れが少ない。
※低汚染形塗料としての「基準」は現在ありませんが、一般的には汚れが目立ちにくいと判断されるレベルは儉の絶対値が7〜10程度以下と考えられています。
ハイウェザーDCは、塗膜に親水性を付与し雨筋汚れ防止機能を持たせてあります。ただし、使用部位及び過酷な条件下では、機能を十分発揮しない場合もありますので、ご留意ください。
(サンシャインウエザオメーター)
ハルスハイブリッド塗装なら外壁の塗膜に親水性があるので雨筋汚れがありません!
▲ハイウェザーDC
▲水系ウレタン
▲水系アクリル
和風の家も、洋風の家にも、モダンな都市住宅にもピッタリ合う外壁色、お住まいをやさしい色でつつみこみます。
資料提供:株式会社トウペ